今年の〆はJ-PRESSです。

福山で一番美しいシルエットを再現できるクリーニング店です。

洗いあがりのJ-PRESS

今年もいよいよ大晦日です。
毎年、最後は何かをキチンと仕上げて終えることとしております。
今年はちょうど年末にお預かりしたJ-PRESSを選択しました。

上記のような洗いあがりの状態を、ていねいにプレスし、下記の状態となります。
来年は今年以上に腕を上げ、お客様により快適な一着を提供できるように、頑張りたいと思っています。

仕上げたJ-PRESS

コール天に恐らく移染です。

福山で衣類のお困りごと解決のお手伝いをしております、クリーニングのキングです。

恐らく移染です

お客様の息子さんが、福山市内のどこかのクリーニング店をご利用になったそうです。
すると、返却されたコール天のスラックスには、見たこともないシミがあちこちについており、ご丁寧にも、「シミ抜きをいたしましたが、これ以上は生地を傷めます・・・」というタグがついていたそうです。
まあこれは、お客様の言葉を100%信用すればということで、そのクリーニング店にはクリーニング店の言い分があることとは思います。

一見して、これはどこで誰がつけたのかは全く不明ですが、恐らく移染です。
カーキー色の単色のコール天のスラックスですから、他の洗濯物からの移染です。
洗濯を単品で行うことは(一点だけで洗濯することです)、ないことはないのですが(当店では結構あります)、普通のクリーニング店ではまずないでしょうし、家庭でもあまり行われないと思います。

ですから、お客様のご家庭で起こったにしろ、クリーニング店で起こったにしろ、一緒に洗った別の品物から色が移った(まさに移染です)に違いありません。

当店で簡単にシミ抜きしてみたところ、案外簡単に動く(色が消えるという意味です)色でした。
ただし全体にあちこちに移染箇所がありましたので、シミ抜きでは手間がかかりすぎるので、洗いの中で落とすこととしました。


処理後

色を落とす薬品を移染していた箇所に塗布し、水洗いを行いました。
写真のようにキレイに落ちました。
私の疑問は、そのクリーニング店は移染させたかどうかは別として、移染を取る試みを本当にしてみたのか?ということです。

このような行為がお客様のクリーニング離れを助長しないかと心配です。

家庭用漂白剤による事故です

福山で一番信頼されるクリーニング店を日々目指しております、クリーニングのキングです。

脱色したTシャツ

家庭で使われる食器用の漂白剤やお風呂やトイレ用の漂白剤が付着したと思われます。

家事をされているときに知らず知らずのうちに付着し、気付いた時には脱色していたという事故です。

原液が飛び散ると簡単に脱色しますが、薄めた液でも時間が経つと脱色していきます。

チョンチョンと小さな点状の脱色であれば目立たなくすることも結構可能ですが、1円玉のような大きさになると、結構手がかかります。
筆で少しづつ色を入れていく部分染色で目立たなくしていきますので、色をきちんと合わせる難しさ、大きな範囲を均一に染色していく難しさがあります。

今回のお客様は、家庭で着ているだけのTシャツなので、脱色はそのまま、クリーニングだけということでお受けしました。

また、もう一つの修正方法として、染め替えがあります。
今より濃い目の同系色にしたり、もっと濃いい別の色にしたりできます。
ただしこちらも、脱色部分にどのように色が乗っていくか?
やってみないと分からない部分もあり、出たとこ勝負になってはしまいます。

生地の折れ目が消えません。

福山で信頼一番のクリーニング店を目指しております、ラバンデリア・キングです。

生地の状態で畳んであった折り目が、洋服にされても残ったままです。
これをアイロンで消してほしいと注文されたのですが、消えません。

蒸気アイロンの蒸気を強く当てても、取れません。
たっぷりと霧を吹いて、電気アイロンでじっくり熱を加えても取れません。

お預かり時

裏地の付いたワンピースですから、水洗い等は想定されていません。
しかし、ここはお客様に了解をいただいて、水に漬けることにしました。
しっかりと水に漬け、生地を膨潤させ、自然乾燥させました。
しかし、やはり変わりません。

生地は畝のある綿です。
綿の折れ目だけでなく、良く見ると少し変色しているのかもしれません。
長期の保存で、しっかりと折り目が付き、なおかつ褪色したのでは?と予想しました。

最終手段として、Yシャツ洗浄と同じように温度を加え、漂白剤をつかいました。
今度こそ目立たなくできるか?と期待しましたが、やはりダメでした。

ここまでということで、返品させていただきました。
お力になれず、残念です。

処理後の状態

息子さんの布バッグです。

福山で日用品から思い入れの一品まで、お手入れしております、クリーニングのキングです。

お預かり時の布バッグ

運動をされる時に持っていった布バッグが汚れてしまいました。
地面に直接置かれたのか、土汚れもありますし、どこかで擦ったのであろう黒い汚れもついています。
自分で洗っても、あまりキレイになりそうにはないのでとご依頼いただきました。

バッグ中央にプリントがありますから、ドライクリーニングは止めておきます。
通常であれば、家庭で行われるような水洗いをしますが、少々汚れていますので、Yシャツのように、少し温度を加え、漂白剤も加えて洗おうと思います。

仕上げて包装した布バッグ

漂白洗いを行うと、一発でとてもキレイになりました。
自然乾燥させ、アイロンで仕上げ、包装して完了です。

白(このバッグはオフホワイトです)は汚れやすく、また、汚れが目立ちますが、漂白洗いが簡単にできますから、キレイにもしやすい色です。
汚れが酷くならないうちに適切なお手入れをするのが、長持ちさせる秘訣です。

HERMESのダブルブレストです。

福山で大切な一着をお任せいただける一店を目指しています、ラバンデリア・キングです。

HERMESのダブルブレストを仕上げました。
ボタンが少し変わっているので、お預かりするときにお客様に確認すると、
お客様ご自身が集めておられたビンテージボタンを取り付けられているとのこと。

とってもオシャレです。

お預かり時、少々パサパサした風合いでしたので、シルエットと風合いの復元を目指しました。
素材は、カシミヤ混ですので、いうことなしです。

HERMES

今年の冬は、久しぶりの冬らしい冬になりそうな予感。
このジャケットでのお出かけの機会が増えること間違いなしです。

何とも言えないスムースな風合いに仕上がりました。

ライダースジャケットのお手入れです。

福山での衣類のお困りごと、何でもご相談ください。見積もり無料のクリーニングのキングです。

お預かりした状態

お客様が若かった頃に、中古で買われた革ジャケットだそうです。
またバイクに乗りたくなったとのことで、このジャケットを引っ張り出されたそうです。
体型も変わらず、サイズは大丈夫とのこと、うらやましい限りです。
しかし、ジャケットは色つやも悪く、風合いもゴワゴワです。
あまり傷んだ箇所も見当たらないので、水洗い可能と判断し、お受けすることといたしました。

まずはサイズを測り、傷んだ箇所、ファスナーの具合などをチェックしていきます。
黒の単色の牛革ですから、水洗いをしながら、しっかり栄養素を革に吸収させます。
水洗い後、濡れた革をタンブリング、そして自然乾燥。
乾いたら、少し温度を加えてタンブリング。
これで革が柔らかくなります。

「一度もクリームを塗ったこともない」と言われていたので、全体にクリームを塗布してやりました。
黒色が冴えてきます。
最後にアイロンでプレスをします。
プレスしてやると、革の色に深みがまし、風合いも上がります。
これで完成です。

完成品

お引き取りにお出でになったお客様が、「これが自分の革ジャケットですか?」と驚かれました。
一生懸命クリームを塗りこみ、全体をアイロンで仕上げた甲斐がありました。
喜んでいただけて、何よりです。