バーバリーのブラックレーベルです。

バーバリー・ブラックレーベル

バーバリーのブラックレーベルの上下をお持ちいただきました。
「こだわりコース」でのメンテナンスをご希望でしたので、しつけを打ち、水洗いを行いました。

できれば24日には欲しいとのご要望でしたので、当店としては超特急の一週間納期で仕事をしました。

こだわりコース

品物を引き取りに来られた時、写真のようにトルソーに着せた状態で出来上がりを確認いただきました。

型崩れが修復され、新品時のようなシルエットが復元されていること。
また水洗いしたことによる、風合いの向上(サラッとしています)を体感いただきました。

出来上がりにとても満足いただき、お褒めいただきました。
私にもとても嬉しい一日となりました。

部分褪色を修正します。

部分褪色

シャツを点検しておりましたら、部分的な褪色を発見しました。
写真上にマークしていますが、横に細長く褪色しています。
恐らく、畳んで重ねて保管されていて、この部分だけが日光に晒され、褪色してしまったのかな?と想像します。

まずはクリーニングをし、褪色の処理はそれからになります。
褪色の処理とは、何色が褪色しているかを判断し、その色を足してやるということです。

今回はとても簡単な事例です。
写真をよ~く見てください。
褪色部分に何色を足してやれば周囲となじむでしょうか?

褪色修正後

正解は「赤」です。

赤を薄く足してやると、上の写真のように、褪色が分からなくなりました。
一番上の写真を見ると、全体が少し赤っぽいのに褪色部分は青っぽいのが分かりますか?
それさえ分かれば、赤を少したしてやると元に戻ると分かるのです。

汚れのきついブランド品です。

汚れのきついブランド品

首回りの汚れのきついブランド品の女性物のジャケットをお預かりしました。

意外にも、首回り以外の脇とか袖口とかは、あまり汚れていません。
まずは脂汚れを落とすドライクリーニングを行い、続いてタンパク質分解酵素等も使いながら水洗いを行いました。

さらに今回は漂白洗いまで行いました。
汚れがきついと、どうしても洋服にかける負荷もきつくなってしまうのです。

キレイになりました

複数回の処理を経て、写真のように着ていただける状態まで到達しました。
生地の縮みもありましたので、これをアイロンで修正し、完了です。

今回のように汚れるまで放置せず、シーズンオフには忘れずにクリーニングしていただくことが大切です!