保管中にカビたようです。

カビのはえたシャツ

上の写真では少し分かりにくいですね。
表の白い部分が黄ばんでおり、その所々に濃い目の黄色い点々があります。
恐らくカビだと思います。

恐らく、クリーニングされたものの、かなり長くそのままに保管されていたのだと思います。
つまりノリが付けてあるので、温度と湿度が整い、ノリを栄養分としてカビが生えたと思われます。
綿に黒カビとかになると、塩素系の漂白剤を使うしかなくなり、このような柄物ではお手上げとなりますが、この程度であれば酸素系漂白剤で大丈夫と思えます。

クリーニングしたシャツ

当店のYシャツ洗いを少し強くしたイメージで処理しました。
ノリも薄目でつけてます。

せっかくキレイにしたのですから、今シーズン、しっかり利用していただきたいものです。

久々に日焼けしたジャケットです。

日焼けしたジャケット

久々にかなり日焼けした綿のジャケットをお預かりしました。
畝のある感じの織りで、日焼けで全体にかなり黄ばんでおり、触感もかなりべたついています。
色は、下袖とか細腹辺りが元の色に近いでしょうか?

恐らく地色はオフホワイトであろうということで、お客様と確認し、仕事に入ります。
綿素材、裏地等はなしなので、サイズだけをキッチリと計測し、漂白処理をします。

オフホワイトの復元

日焼け以外にもボールペンの跡とかありましたので、少々のシミ抜きを行い、仕上げを行いました。
サイズもOKです。
これで、再度袖を通していただけます。

今後は、シーズンオフには水洗いしてくれるクリーニングに依頼されるようアドバイスをし納品です。

エリの褪色を目立たなくしました。

エリ褪色の目立つダウン

お客様から、ダウンのエリに何かの色が移ったと相談がありました。
これは移染ではありません。
カーキー色から赤味が抜けた脱色です。

恐らく、着用で汗をかいたりしたのに、クリーニングをしないで収納されていたのだろうと思います。
ふと気が付くと、この状態ということです。

これは既に書いたように、カーキーから赤味が抜けていますから、赤味だけを足してやれば目立たなくなります。
しかし、汚れ等が残っていてはいけませんから、きちんとクリーニングをするのが最初です。

赤味を足しました

緑がかった部分に赤をエアーブラシや筆を使って足してやります。
会話をする距離で目立たないをモットーに、なるべく目立たなくなるよう赤を足しました。

完成品を見て、お客様はとても喜んでくださいました。