お預かりした商品を仕上げていたところ、どうも商品の様子が変です。
所々、波打っています。
波打ちを抑え込むために、色々と工夫してはみましたが、少し時間をおくと元のように戻ってしまいます。
そこでクリーニング前に撮った写真をチェックしてみました。
すると、お預かり時に、既にこの波打ちは発生していたことが分かりました。
そしてこの商品の履歴をチェックしたところ、2016年からお預かりが始まっていました。
もう6年が経過ということになります。
これらの情報を総合的考え、この波打ちは、ポリウレタン弾性糸の寿命で、弾性糸が伸びて戻らなくなったと確信できました。
部分的に寿命を迎えた弾性糸が伸びたままとなり、生地が波打っているのです。