カシミヤのストールに百合の花粉が付いてしまったとのご相談です。
今回の相談品の特に優れている点は、お客様が何もされていないということです。
何もされていないので、付着した百合の花粉はストールの表面に付いているだけで、繊維の内部にまでは入っていないのです。
ですから、ドライクリーニングしただけで、簡単に除去できました。
これが、濡れタオルでこすったり叩いたりとされていたら、花粉の色素が繊維の内部に入り、ドライクリーニング後に、色素を取るために余分な処理をしなくてはならないのです。
大切な一着を汚してしまったら、なるべく何もせずにプロに任せる!これが近道な場合が多いのです。