こだわりコースで仕上げています。

福山でスーツのシルエットを再生しております、クリーニングのキングです。

裏から順に仕上げていきます

水洗いしたアルパカを仕上げはじめました。
写真のブレザーの右と左で、何か違いを感じていただけるでしょうか?

水洗いしたブレザーの仕上げは裏側から始まります。
まずは裏からしっかり仕上げないと、表がキチンとは整はないのです。

ということで、上の写真は向かって左(ボタンの付いている側)の見返し(裏側)のみ仕上げ、写真に撮りました。
向かって左の方が、生地がトルソーに沿っており、まらラペルの返り具合もより自然になっているのが、お分かりいただけると思います。

s裏からの仕上げが終了した状態

見返し、ラペル、脇縫い線、背縫い線、袖ぐり、肩パッドと、順次、そして基本的に全体を裏側から仕上げます。
今回のブレザーはアンコン仕立てで、かっちりした裏地や肩パッドが入っていませんから、縮んだ芯地や膨らんだパッドを修正するという必要はありませんが、それでもやはり仕上げは裏から行います。

裏側からの仕上げをしっかりしておくと、それだけでそれなりのシルエットが出てきます。
そしていよいよ表側からの最終仕上げに入っていきます。

トレーナーにコーヒーのシミです。

福山で食べ物や飲み物のシミを除去しています、クリーニングのキングです。

コーヒーがシミになったトレーナー

古着屋さんで気に入って購入されたラコステのトレーナーだそうです。
コーヒーを飲んでいるときに、けっこう派手にこぼされたようです。

何か出来ることがあるか?と電話をいただきましたが、何もしないで当店にお持ちくださいとお伝えしました。

綿&ポリエステルの地色が白のトレーナーですから、付着して間もないコーヒーでしたら、大して問題なく除去できるはずです。

洗浄後のトレーナー

一度の漂白洗いでとてもキレイになりました。

やはり何もせずに素早くお持ちいただくと、簡単にキレイにすることが可能です。

こだわりコースで仕上げます。

福山でこだわりの仕上げを行っております、ラバンデリア・キングです。

お預かりしたアルパカのブレザー

この3月の末に、久しぶりの九州松田塾の研究会があります。
コロナの影響で、2020年は一度も九州へ足を運びませんでしたが、細心の注意を払えば、そろそろ出かけても良かろう?ということで、参加することにいたしました。

松田塾へ参加するには、ブレザーを一着水洗いし、きちんと仕上げて持参しなくてはなりません。

今回持参しようと決めたのは、上記写真のTROJANのアルパカ100%のジャケットです。
お預かりした状態の物を、そのままトルソーに着せてみました。
形が崩れているのは当然ですが、風合いもアルパカ100%にしてはパサつき気味です。

しつけでメンテナンスの準備完了

このようなブレザーを水洗いするためには、万が一にも事故が起こってはいけませんから、しつけ糸で開口部や縫い代をしつけておきます。
縫い代は、水洗いしても洋服の内部で起き上がらないように。
開口部は洗い後の乾燥や仕上げで不用意に開いてしまわないように。

この状態で丁寧にたたみ、ネットに入れ、水洗いを行います。

自然乾燥中のブレザー

水洗い後は、重りやスリーブといった補助具を使い、自然乾燥します。

ビッグハンガーを使うと、肩パッドがキレイに整い、アイロンでの仕上げが随分楽になります。
重りで表地も裏地も濡れているうちにしっかり縦方向に伸ばしてやります。
スリーブは袖の形を整え、たれ綿を整えてくれます。

これで乾けば、次には仕上げとなります。
この続きは、少々お待ちください。

セーターの穴のリペアです。

福山で、簡単なリペアであれば、自店で処理しております。

セーターの穴

写真はセーターの背中側のもので、引っかけによる穴だと思われます。
このセーターは畝がありますから、リペア(穴をふさぐ)すると、その畝がねじれるので、どうしても目立ったしまいます。

しかし、このような穴を放置したままでは、クリーニングもままなりませんし、着用では、より引っかかりやすくなり、穴が大きくなってしまう恐れ大です。
ということで、少々リペア跡が目立つとしても、リペアすることを強くお勧めします。

リペアした穴

なるべく目立たないようにとリペアしましたが、やはり畝が曲がり、少々目立ちます。
しかし、これで安心してクリーニングも着用していただけます。

もちろんもっと目立たなくというお客様に対しては、専門のかけつぎ業者の方にお願いする方法もございます。
納期も料金もかなり必要とはなりますが、あなたのご要望をお聞かせ願えれば、ご希望に沿った提案をさせていただけると思います。