風合いの変化

ご自身の洋服の風合いが以前と違うと感じられますか？

一口に風合いの変化と言っても、いろいろなタイプがあります。
昔はフワフワだったのに、知らない間にゴワゴワになった。
買った時にはすべすべの手触りだったのに、今ではガサガサ等々。
新品から徐々に乖離してゆく風合いの変化は、はっきり言葉にできないけれども、何となく感じるということが多いものです。
思い当たるフシがあれば、遠慮なくお問い合わせください。

ゴワゴワ・パサパサになった

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カシミヤ・ビキューナ・アンゴラ・アルパカ・モヘア・ウール等の獣毛製品で、そしてもちろん毛皮でも、よくお聴きするお悩みです。
またお客様は、その風合いの劣化をほとんど気付いておられない場合も多々ございます。
当店での受付時にブラッシングをして、触れていただくと「あら～」と驚かれることもしばしばです。

上の写真はマックスマーラーのアルパカのコートですが、右が処理前・左が処理後です。
しかし、写真ではゴワゴワ・パサパサも、処理後のフワフワ・サラサラも伝わりません。
こればっかりは、実際にお客様ご自身に触れていただくしかございません。

ゴワゴワ・パサパサの解消には、ブラッシングが一番効果的です。
ブラッシングについては、あなたにもできるお手入れということで、以下に簡単に書いておきます。
着用毎に、外出先からご帰宅されたら、ブラッシングをするということを習慣づけてください。

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ブラッシングの基本は、生地の逆目にブラッシングして埃や汚れを掻き出し、次いで順目にブラッシングして地の目を整えてやることです。
使うブラシはその洋服の生地に合わせてとなります。
ご相談いただければ、その洋服にあった方法を提案いたします。

風合いの問題は主観的な要素も多分にあり、あなたが求められる風合いに必ずしも達しない場合もございます。
しかしあきらめる前に是非一度ご相談いただければと思っております。

パサパサ・カサカサになった

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「何年も袖を通していなかった品物に再び袖を通したい！」
そんな時に、あまりの風合いの劣化に気付かれることがあります。
上記の革ジャンバーなど、まさにその典型です。

革は牛であれ、羊や豚であれ、人間の皮膚と同じようなものです。
生きている肌にさえ、乳液や化粧品で栄養補給をしています。
しかし着用している革ジャンバーには、栄養を与えていないという方が多いのです。

適切な栄養補給やプレスを施してやると、まったく違った表情を見せてくれるようになります。
新品の時のような柔らかな手触り、色の深み、革本来の質感！
ぜひ多くの皆様に実感いただきたいものです。

素材自体の寿命であったり、その他の理由で適切な処理が困難な場合もあります。
また実際にやってみなくては、結果を予想するのが困難な事例も多くあります。
しかし、あなたがもう一度袖を通してみたいと強く願っておられるなら、一度ご相談ください。