クリーニングの話で一番ご相談が多いのがシミについてのことだと思います。
様々な洋服に様々な汚れが付着し、時間が経過し、シミとなります。
まさに千差万別、まずはご相談くださいというのが本音です。
色々な症状が予想されるシミですが、このページでは大きく3点に絞っております。
シミ一般について、色の問題あれこれについて、そしてリペアや修理についてです。
ご希望の項目を選んでクリックいただくか、下にスクロールしてご覧ください。
またそれらの項目に該当しない場合でも、遠慮なくお問い合わせください。
シミ・汚れについて
シミや汚れはまさに様々です。
世の中にある色々な物質が付着し、時間の経過とともに変質していきます。
付着される洋服の繊維も様々です。
この組み合わせですので、「どれ一つとして同じものはない」が正解です。
シミということで、一番多いご相談は汗シミだと思います。
食べこぼしであればご自身で処理し、何とかなることもありますが、汗シミは、今までの着用とメンテナンスの結果ですから、その場でご自身で処理というのは無理だからでしょうか。
基本的にドライクリーニングの品物(シルクのブラウスが代表的です)に多い事例となります。
ドライクリーニングは汗とか食べこぼしとかを落とすことが苦手ですから、きちんとクリーニングに出しておられても、それらの成分は衣服に残留してしまい、シミになったり、色を褪せさせたりしてしまいます。
汗シミと認識される状態になってしまうと、そこからいくら水洗いしてもキレイになることはありません。
黄ばんでいれば漂白してやるなり、補色を使って目立たなくしてやるなり、何らかの特殊な方法が必要となります。
食べこぼしなども、適切な処置を怠ればシミに変化していきます。
付着してすぐの汚れは基本的にはとても落としやすいのですが、このタイミングを逃し、汚れがシミへと変質してしまうと、途端に頑固になってしまいます。
シミの原因も色々、シミの付く衣服も色々ということで、必ずしもすべてのシミを目立たなくできるわけではありませんが、とりあえずシミでお困りであれば、ご相談ください。
その他思いつくのは、ボールペンやインク、瞬間接着剤やペンキ、化粧品、血液などでしょうか。
また年配の方のスラックスの股の部分の黄ばみの相談もよくあります。
全てのシミや汚れを落とせるわけではありませんが、見積もりや相談は無料ですので、ぜひ一度ご相談ください。
当店のシミ抜きのモットーは、「会話する距離で分からない」です!
近くから見たら分かるかもしれませんし、もともとそこにシミがあることをご存じの方が見たら分かるかもしれません。
しかし100%シミを分からなくとハードルを上げてしまうと、生地を傷める可能性が高まり、色が修復できない可能性が高まります。
上手くいったとしても、シミ抜き代金も高額になります。
「会話する距離で分からない程度を目指す」ことこそが、洋服にもあなたにも優しい一番の方法と思います。
色の問題(移染・脱色・染め替え)
色の問題も様々あります。
最近特に増えているのが、家庭洗濯での移染です。
別の洗濯ものから色が移ったというものです。
ハイターなどが飛んで、ポツポツと脱色してしまったという事故もあります。
保管中に日焼けしてしまい、片側だけ褪色してしまったという事故も多いです。
またテンセルなどで、洗濯や着用の繰り返しで、筋が入った様に色が白けるものもあります。
これらすべて色の問題となります。
また色に関してということであれば、結構聞かれるのが、染め替えに対する質問です。
家庭洗濯での移染では、大きく分けて二つのパターンがあります。
脱水とか、濡れた状態で放置とかで、色が移ってしまったり、滲んでしまうパターン。
洗濯中に色がたくさん出て、うっすらとその色に全体が染まってしまうパターン。
どちらも手のかかる作業を必要とします。
そしてやってみないと、落とせるかどうかハッキリとは回答できません。
しかし何とかしたい洋服であれば、何もせずに、時間をおかずに、とりあえずご相談ください。
家庭用漂白剤が知らぬ間に付着し、脱色というのも昔から多い相談事例です。
これは脱色ですから、抜けた色を足さなくてはいけません。
色を作って、少しずつ、筆やエアーブラシを使って色を入れていきます。
一ヶ所ごとの作業となりますので、完全に目立たなくするのが困難なことも多いですし、とても手間がかかるので、とても高額な作業となります。
また保管中の褪色も、脱色までは色が抜けてないというだけで、色の中のある特定の成分が紫外線により分解されてしまっていますから、元の色に戻すには、色を足してやらなくてはなりません。
そしてよくあるテンセルの白化も、繊維の毛羽が立ち、白けて見えるので、ひどい場合には色を足してやる必要があります。
褪色や脱色の状態が酷く、部分的な色修正では対応できないとき、あるいはどうしても別の色に替えたいというとき、染め替えという選択肢もあります。
基本的には同系色、あるいはより濃い色へと替えることになります。
しかし、染め替えは後戻りできない処理です。
上手く染まらなかったり、思った色合いと違ったり、そんな時も元には戻せませんので、軽々にはお勧めできない処理です。
詳しくはお問い合わせをいただいてから、説明させていただきます。
なお当店は、染の作業を福山市久松台にあります社会福祉法人久松共働センターへお願いしております。
当店でお預かりをし、検品・採寸を行い、染の作業はお願いします。
染めあがりましたら、当店で仕上げを行い納品をいたしております。
色の問題はとても厄介です。
褪色や脱色であれば色を足してやる、移染であれば付着した色をなんとかして取ってやる。
案外簡単に取れることもあるのですが、多くの場合は、とりあえずやってみないと分からないことの方が多いのです。
まずはご相談ください。
リペア・修理
リペア・修理は、当店で行えるものと洋服のリフォーム屋さんにお願いするものとがございます。
小さな穴ふさぎであれば、当店で可能な場合もございます。
小さな穴でも、キレイに目立たなくということであれば「かけつぎ」屋さんへの取次となります。
ファスナーもスライダー取り換えだけで動く場合には、当店で可能ですが、歯が欠けていたりしてファスナー全体を付け替える場合には、リフォーム屋さんへの取次となります。
洋服の寸法直し(股下・ウェスト・袖丈等)は、すべてリフォーム屋さんにお願いしております。
お客様が望まれる修理の内容・費用等を勘案し、最適なご提案をさせていただきます。
リペアで最も多いのはニットの穴でしょうか?
セーター類の引っかけや虫食いで生じる穴で、そのまま着用やクリーニングを繰り返していると、だんだんと大きくなっていきます。
とても丁寧なリペアをご要望でしたら、似たような糸をつぎ足し、編みなおすことのできる業者さんにお願いしなくてはなりません。
しかし穴が塞がって、ある程度目立たなくなれば良いということであれば、簡単リペアで対応できます。
生地によっては全く目立たなくできますが、畝のあるような編み方の物では、畝が曲がってしまうため少し目立ちます。
また穴の数が多いと、お互いの糸が引き合い、これも目立ちます。
実物を見せていただき、ご相談いただくのが一番の早道です。
是非、ご相談ください。
同じく多いご相談が、生地に開いた穴です。
原因として多いのは、虫食いとか火の粉(タバコ)とかでしょうか?
ウール生地であれば、「かけつぎ」という手法もありますが、ポリエステルなどには使えません。
ポリにも使え、簡単にできるリペア(接着修理)もあります。
共布を裏から貼り付けるため、生地に厚みが出るなどの欠点はありますが、手軽に目立たなくはできます。
もちろんスーツなどのキッチリした品物には、「かけつぎ」をお勧めしております。
一番一般的ないわゆる修理も承っております。
スラックスやスカートの裾のまつり、丈の調整、ウェストサイズの変更などは、洋服修理屋さんへの取次となります。
ジャケット類の大きな修理などは修理屋さんを直接紹介させていただいております。
ファスナーの修理も可能です。
スライダーのみの不具合であれば、スライダーの取り換えで簡単にリペアできますが、ファスナー自体が破損している場合は付け替えとなります。
リペア・修理では、なるべく目立たないレベルから、簡単手軽にというレベルまでいくつか方法があります。
あなたに最も適した方法をご提案させていただきたいと思っておりますので、まずはご相談ください。
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あるいはホームページを見たとお電話ください。
☎084-951-4547
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