ハンガー便の仕様が変更になりました。

福山でクリーニングのお困りごと解決にあたっております、ラバンデリア・キングです。

今までのビニールカバー

以前より、遠方のお客様向けに、佐川急便のハンガー便を使わせていただいておりました。
ハンガーアップした品物を、上の写真にあるカバーで包み、そのまま配送いただくというサービスでした。
しかし、これが廃止になったとのことです。
これからは、段ボール製の箱を使ったハンガー便になるのだそうです。

ハンガー便用の段ボール
組み立てた段ボールケース

試してみなければと思い、早速その段ボールを購入してみました。


上の左側の写真が購入した状態で、右側がそれを組み立てたものです。
とてもしっかりしており、運送中の型崩れとか、別の荷物に押しつぶされる等の不測の事態は避けられそうですが、今までは、ハンガー2個分、型崩れをそれほど気にしない品物であればハンガー3個ぐらい可能だったビニールカバーに比べると、厚みを制限されるので、ハンガー2着分を今まで通り送れるか?これが一番の気がかりです。

ハンガー2個入れた状態
長さもギリギリ

2着を入れたみました(ハンガー掛けの穴は3個あります)。
ケースが不自然に膨らみ、洋服のシルエットも崩れそうです。
また長さも、背広等では問題ありませんが、コート類では、折り畳まないとだめなようです。
以前のビニールカバーはコートサイズの長さがありましたので、幅も高さも小さくなったようです。

さて、どうするか?です。
3点の方法を考えました。

当店の背広用ハンガー
厚みを抑えたハンガー

まずは使用するハンガーです。
通常は左側のようなガッチリしたハンガーを使用して、お客様へ品物を返送しておりました。
しかし、これを2個かけるのはほぼ無理と判明しましたので、右側のようなカーブの少ないハンガーを使えば2着分いけるかも?ということです。

テストしてみましたが、あと一歩というのが感想です。

ハンガーを薄くしても、男物の背広の肩には、厚みのあるシッカリした肩パッドが入っていますから、どうしても少し無理をしないと段ボールの中に入れられません。
無理に入れると、押しつぶされる感があります。

ハンガーBOX

次の解決方法は、同じく佐川急便が提供しているハンガーBOXというサービスを使うことです。
これだと6着(詰めると8着はいけるそうですが、型崩れを防ぐには6着程度と思います)ぐらいを一度に送れるようです。

箱の代金が、ハンガー便は500円程度、BOXだと1340円します。
また送料もハンガー便はサイズ140相当(中国地方だと1900円程度)、BOXだとサイズ200相当(中国地方だと3300円程度)となります。

今まで2~3着を送ってくださっていたお客様に、もう少しためて、6着程度にしてから、送ってくださいとお願いしなくてはいけません。
お客様からお問い合わせがあったら、この点も含めてお客様へ説明し、送っていただかなくてはと感じています。

二枚重ねでハンガーアップ
2着入れたハンガー便

最後の策が、二枚重ねてハンガーアップする方法です。

上記写真左側のように、一本のハンガーに背広2枚を重ねてハンガーアップします。
当然ですが、ズボンも内側に2本まとめて掛けるようになります。
そしてもう一本別のハンガーをお客様用に同封することになります。

この状態で段ボールケースの中に吊るします。
2着であれば、これがベストかな?と今のところ思っています。

以上、ハンガー便について、あれこれ考えてみました。